回遊の人生楽笑ブログ

クスクス笑って頂ければ幸いです。

甲斐くんと林山。その他多数 27

困った時に頼むのは・・・神?

 

「早く言えよ。それとも言わない?もしくは嘘つく?」

 

マイヴィーナスの追い込み方・・・冷静だけど堅実に詰められる。

 

怖い。

 

「弾さん・・・早くしてくれませんか?休憩終わってしまいます。」

 

・・・休憩終わるまで黙ってみようか。

 

そして仕事中会わないようにし、すぐ家に帰る!!

 

これしかない!!

 

「ちょっと今から悟・・・いや、甲斐くん呼んでくるわ。」

 

・・・!!

 

僕はマイヴィーナス・・・いや、林山さんの腕を掴み、首を横に振った。

 

「何?話す気になった?」

 

・・・

 

・・・もうだめなのか・・・。

 

あぁ・・・この世に神様って・・・いないのかな?

 

助けてくれないかなぁ・・・お願い・・・神様・・・。

 

林山、そして悟から僕を助けてください!!

 

「おぉ!!林山。休憩中だったか?」

 

・・・誰だ?

 

神様・・・

 

いや、違う・・・

 

・・・

 

・・・

 

・・・豚だ。

 

「おっ、オーナー?どうしたのですか?」

 

「いやぁ・・・ちょっと話したいことがあってな。弾くんも一緒にいたのか?」

 

豚が僕に気付いた。

 

「それにしてもなんだ?この状況。・・・弾くんがおびえて林山の腕を掴んでいるように見えるが・・・。」

 

「いやぁ・・・これにはワケがありまして・・・。」

 

・・・チャンス。

 

「豚ぁ!!助けてくれ!!林山さんが僕をいじめるんだ!!」

 

「弾くん。今は仕事中だ。プライベートを持ち込むな。」

 

いつものセリフを言った後、豚はどうしたと思う?

 

「・・・林山。お前いじめてるのか?」

 

ククク・・・形勢逆転だ!!

 

「いやぁ・・・そんなことないですって。ただのじゃれあいです。」

 

「豚ぁ!!聞いてくれよ。林山さんが言うこと聞かないなら今から僕の苦手なオカマを呼ぶって言うんだよ。」

 

「弾くん。今は仕事中だ。プライベートを持ち込むな。」

 

さらに続ける豚。

 

「オカマを呼ぶ?今から?今は仕事中だろ?」

 

「あぁ・・・それはですねぇ・・・えーっと・・・。」

 

しどろもどろになるマイヴィーナス。

 

超ウケる。

 

「まぁその話も一緒に聞くことにしよう。弾くん。ちょっと林山と2人にしてくれないか?」

 

「わかったよ。じゃあ僕はこれで。」

 

豚のおかげで助かった。

 

僕はテンションが上がってしまっていた。

 

「そうだ豚!!僕にできることあったら相談しろよ!!豚のためなら何でもしてやるよ。」

 

「・・・恐れいります。」

 

僕に深々とお辞儀をする豚。

 

そして豚が話し出す。

 

「林山との話が終わったら弾くん・・・君にも話したいことがあるんだ。」

 

「オッケー。またその時に呼んでくれ。」

 

僕はそう言うと休憩室からホールに帰っていく。

 

困った時は神様でなく豚だ。

 

間違いない。

 

これからもっと豚と仲良くしていこうと思う今日この頃だった。

 

ちなみに添い寝の真実を本当に知ってるのかって?

 

あぁ・・・知ってるよ。

 

確かに教えてもらったよ。

 

あの2人から真実をね。