回遊の人生楽笑ブログ

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甲斐くんと林山、たまに戸田。運命交錯編 14

ねちっこさ

 

次の日、俺は元気よく出勤した。

 

なぜなら新キャラを試したかったから。

 

「林山ぁ、おはよう。」

 

甲斐くんだ。

 

よし、勇気を振り絞るぞ・・・。

 

「おはよう。僕ちゃん。」

 

・・・

 

・・・

 

想像以上に微妙な空気だ。

 

ちなみに何のキャラか分かった人いる?

 

これはね・・・ゲイになったつもりだ。

 

「・・・あ、あぁ。」

 

引いてるね。

 

もうちょっといってみよう。

 

「そんなに引かないでもいいじゃない?ねぇ・・・。」

 

軽くボディタッチしてみた。

 

「・・・触るな。」

 

冷たい。

 

でも負けない。

 

「いやだわぁ・・・そんなに冷たくしなくてもいいじゃない。ねぇ・・・僕ちゃん。」

 

「さっきから僕ちゃんってなんだよ!!気持ち悪いなぁ・・・。」

 

「そんなに冷たくしないでよぉ・・・ねぇってばぁ・・・。」

 

思いっ切り近づいてみた。

 

「ちょっ・・・近い近い!!お前どうしたんだよ!!そのキャラ何なの?」

 

「・・・ゲイのつもりよ。」

 

「急にどうしたんだよ?」

 

「・・・俺もキャラを持ちたかった。」

 

「それで・・・ゲイ?」

 

頷く。

 

「テンションの低いオカマじゃねぇか!!」

 

「・・・ねちっこさを出してみたんだが・・・ダメか?」

 

「・・・どうしてもオカマと被るんだよなぁ。」

 

ちくしょう・・・次だ!!