チェーン店はちょっと・・・と思っている方
たまに飲食店のチェーン店に対して
『チェーン店はちょっと・・・出来合いの料理を盛り付けるだけでしょ?』
『電子レンジで解凍して出されるし・・・。』
『値段が安いだけでしょ?』
などの批判を言う方たちがまだいる。
30~40代以上の方たちに多い気がする。
このご時世ではこの考えも時代遅れではないか。
昨今の外食産業の状況を考えてみると、新型コロナの影響であったり、小麦粉などの原材料の高騰などによりとても厳しい状況である。
その中で間違いなくまず外食産業から消えていくのは個人経営のお店からだろう。
全てがそうとは言い切れないが、やはり個人経営のお店はチェーン店に比べ金銭的な体力がない。
また、チェーン店が人員不足を解消するために最新AIを導入することが今後考えられるが、個人経営店にはそれを導入することが金銭的にも技術的にも遅くなると予想される。
例えば今の世の中で現金でしか支払いができない大型チェーン店があるだろうか?
これが個人経営の店になるとある程度出てくる。
次にタッチパネルで注文を行う形式のお店、従業員を呼び注文をし、ご注文を繰り返されるお店・・・どちらが大型チェーン店に多いか理解できるだろう。
人員が不足し、AIも導入できないとなると営業がさらに難しくなる。
さらに、原料の高騰、税制度の変化によりオーナーを悩ませる変化が悪い方に続く。
そうなってくるとやはり個人経営のお店が厳しいのは間違いない。
勘違いしてほしくないのは個人経営のお店にも素晴らしいお店があること。
名物の美味しいご飯が食べられる、すごく気持ちの良い接客をしてくれるなど利便性以外の強みを持っているお店は残るかもしれない(大変難しいとは思うが・・・)。
そういうお店があるのも確かだが、やはり現実的にみると個人経営のお店は大変厳しい。
よって個人経営のお店が今後さらに閉店していくことは間違いないだろう。
今までのようにチェーン店を少しバカにしているような考えを持っている人たちは考えを改めておかないと食事する場所が極端に減ってしまう恐れがあるので注意が必要だ。