回遊の人生楽笑ブログ

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甲斐くんと林山、たまに戸田。激闘編 20

アディオス!!

 

そういえば戸田がコンビニ巡りをするって話をしていたことを思い出した。

 

まぁ・・・どうでもいいがな。

 

そのことを甲斐くんに話したついでに俺の話をしたんだが・・・。

 

「なぁ、お前はどうしたいの?そんな・・・やっぱダメだよ林山ぁ。どう考えても日本の恥になるって。」

 

すごい言われようだ。

 

なぜ甲斐くんにこんな言われるのか俺には全く理解できない。

 

「林山ぁ、俺はお前のこと思って言ってるんだよ。」

 

「俺だって仕事以外で没頭できること始めたいんだよ。」

 

「お前にはおみくじがあるじゃないか。大吉出るまで引けばいいよ!!」

 

・・・俺の趣味は大吉出るまでおみくじ引くことです。

 

っていうやついたらここに連れてこい!!

 

1人もいねぇだろ!?

 

「いいだろ?私生活で役に立つかもしれないし・・・。」

 

「なぁ、一度戸田にも相談しよう。それがいいって。ちょっと落ち着け。」

 

「今日までに申し込むと授業料安くなるんだよ。俺ペラペラ話したいんだよ・・・英語。」

 

俺林山35歳。

 

駅前留学しようと思ってる。

 

「講師に言われるぜ?・・・なんかダサい・・・って。」

 

「残念だが、海外の人が講師だ。」

 

「関係ないって。海外の人に言われるぜ?・・・なんかダサいって。」

 

「そんな日本語話せない方たちだったと思うぜ?だからダサいとか言われないさ。」

 

「いやぁ・・・覚えるよぉ。林山と触れ合えば海外の講師も・・・なんかダサい・・・って言葉覚えるよぉ。」

 

「うるせぇ!!なんと言われようと俺は行く!!」

 

「ちょっと待てって。今から行くの?まさかその格好で行くの?」

 

「はぁ?当たり前だろ?このままこの格好で今から行くよ。」

 

「・・・Tシャツだせぇよ・・・。」

 

カタカナで俺のTシャツにはこう書いてある・・・『アイムロック!!』

 

「ダサくねぇよ!!俺ダサくねぇし!!」

 

「林山ぁ・・・着こなしすぎだよぉ・・・ロックT。」

 

ダサいって言いたいんだろうな。

 

「自覚しろよぉ!!センスダサいのは自覚してくれよぉ・・・特に英単語を選ぶセンス。」

 

「甲斐くん。俺はなぁ・・・昔のインパクト林山じゃないんだ。イングリッシュ林山になるんだ。」

 

「言ってるそばからダセぇよぉ。」

 

「じゃあ行ってくる・・・アディオス!!」

 

「もう英単語でもないよぉ・・・っておい!!林山!!行くな!!待てって!!」

 

甲斐くんの言葉を背中に受け、俺は颯爽と歩きだした。