甲斐くんと林山、たまに戸田。激闘編 11
甲斐くんと戸田。
「戸田ぁ聞いてくれよ。今日林山いないんだぜ?」
「あいつ休みなのか?」
「今日は見たいテレビあるから休むだとさ。ありえねぇ~。」
「ありえねぇ~。」
「・・・ちょっと・・・真似すんなよ戸田ぁ・・・。」
「いいだろ?ウェヘッヘッ・・・。」
「何テンション上がってんだよぉ・・・ウェヘッヘッ。」
・・・
・・・
どうも林山です。
今日見たいテレビあるからって休みもらった林山ですが、何か?
何でここにいるかって聞きたいんだろ?
それはね・・・二人だけじゃ心配だからやっぱお前出勤しろって社員に言われた。
録画機能壊れてて使えねぇんだよ・・・ちくしょう!!
とりあえず二人には内緒で休憩室からモニタリングしまーす。
二人で大丈夫そうなら林山帰ってテレビ見まーす。
「戸田戸田!!・・・ウェヘッヘッ。」
「甲斐甲斐!!・・・ウェヘッヘッ。」
「・・・だから真似すんなよぉ!!」
・・・
・・・何してんの?
・・・全く仕事しねぇし、話も面白くねぇ。
飽きたんで帰ろうかな・・・でも怒られるだろうか・・・。
・・・一旦トイレに行こうか。
それで何も変わってなければ帰ってテレビ見ようか。
・・・
・・・
スッキリしてきた俺林山35歳。
さぁ・・・様子はどうなっているかな・・・。
「甲斐くん俺さぁ・・・最近モノマネにハマってるんだ。」
何か話してる。
ちょっと聞いてみるか。
「そうなの?じゃあ見せてみろよ。お前の1番得意なモノマネ。」
「・・・お前ら!!」
・・・全然誰だかわからねぇ。
てか文章だけでモノマネするって斬新すぎない?
「それ誰だよ戸田ぁ。全然わからねぇ。」
「そうか?結構似てると思うんだが・・・お前ら!!」
「・・・男性?」
「いや・・・女性だ。」
そこから間違う?
似てないんじゃないか・・・戸田のモノマネ。
「声変わりしてない男の子の声に聞こえるんだよなぁ。」
「モノマネしてるの俺だからね。」
「ヒントちょうだい!!」
「ヒントは・・・女優だ!!超有名女優。」
皆さんすいませんが、もう少しだけこの話に付き合ってあげてください。