回遊の人生楽笑ブログ

クスクス笑って頂ければ幸いです。

甲斐くんと林山、たまに戸田。激闘編 12

忍び寄る恐怖

 

「お前ら・・・だろ?」

 

「甲斐くん違うよ・・・お前ら!!だよ。」

 

「・・・お前ら!!」

 

「あぁいい感じだ!!そんな感じだよ・・・お前ら!!」

 

お前ら『お前ら!!』うるせぇよ!!

 

「もっとヒントちょうだい!!」

 

「そうだなぁ・・・沖縄出身の女優かな。」

 

「いーやーさーやーぁ?」

 

「・・・おしいところまできてるんだけどなぁ。」

 

いーやーさーさーで?

 

出て行って終わらせることはすぐにできる。

 

ただこの話がどう終わるのか気になる。

 

・・・続けさせよう。

 

「いーやーさーさーでおしい女性?・・・何人か候補いるんだけどなぁ。」

 

「言ってみろよ?」

 

「ほら・・・あれ。何だったかなぁ・・・あれに出てる人・・・。」

 

「分かるよ。」

 

分からねぇよ。

 

「甲斐くんが言いたいことはなんとなく分かる!!でも自分の口で言おう!!さぁ・・・誰!?」

 

「・・・シーサー・・・。」

 

人間じゃねぇ!!

 

「・・・シーサー後藤?」

 

芸名だったのね。

 

でもテレビっ子の俺も知らないシーサー後藤・・・誰?

 

「そこまで出てるなら分かるだろ?ほら後藤じゃなくて・・・?」

 

「シーサー玉井?」

 

「ニアピン!!」

 

・・・

 

全く聞いたことないですけど・・・。

 

「分かった!!チャンプルー鈴木だ!!」

 

「誰だよそれ!!」

 

本当に誰なんだ?

 

・・・

 

・・・考えても出てこねぇ。

 

「・・・よしよし。戸田上出来だな。」

 

・・・ん?

 

「だろ?なんとか覚えることできたんだぜ?もうそろそろ・・・。」

 

・・・

 

・・・!?

 

なるほどね。

 

ここにきてようやく俺は気付いた。

 

これは新しいパターンだ。

 

劇団バカの。

 

絶対そうだ。

 

「戸田・・・ウェヘッヘッ。」

 

「・・・ウェヘッヘッ。」

 

・・・明日か?明日やってくるのか?

 

どうしよう・・・。