甲斐くんと林山。その他多数 14
やっぱどこかズレてんだよなぁ・・・戸田って
朝礼が終わり、厨房へ帰ってきた。
「出し物って何すればいいんだ?」
「とりあえず考えるしかないだろ。」
俺と甲斐くんは出し物のことを考え中。
その隣で
「弾とオーナーってどんな関係?ねぇねぇ。」
ちょっと前の話題を気にしている戸田。
「カマで出たらどうだ?」
「それじゃ1人で舞台に出ることになるだろ?3人でオカマする?」
「いや、ちょっと・・・。」
「ほらね。それじゃ3人では無理だよ。」
「ねぇねぇ、漢は知ってるのかなぁ?オーナーと弾の関係。」
無視して話する俺。
「甲斐くんと戸田の劇団バカは?」
「なるほどね・・・林山はどうする?」
「俺はあの時のようにツッコミいれるから。これなら3人でいけるだろ?」
「ねぇねぇ、豚の件弾に直接聞く?それとも漢に聞く?いや・・・漢に聞いたらギクシャクするかなぁ・・・ねぇねぇ。」
・・・しつこい。
空気読め。
「林山ぁ、だったら漫才にする?」
「・・・なるほどね。悪くないが誰がネタ作るんだ?」
「ねぇねぇ、弾とオーナー・・・って聞いてる?」
「俺が作るよ。これでなんとかなるんじゃないか?」
「ねぇねぇ・・・ねぇ・・・。」
「そうだな・・・あとはスベらないようにしような。」
「おーい・・・俺の話・・・。」
「それじゃあ明日までに考えてくるから。」
「オッケー。じゃあお仕事しますか。」
「・・・おい!!お前ら!!」
振り向くと戸田がいた。
「何だよ?突然デカい声出すなよ。」
「まぁ~愛がない!!」
・・・はぁ?
「戸田何言ってるの?」
「お前ら俺に対して愛がないんだよ!!」
「まぁ・・・ないですけど。」
「『見当違いだろ!!』とか、『うるせぇな!!』とかないの?俺の話に対して。」
・・・面倒くさい。
「こっちは真剣に出し物の話してたんだよ!!お前にかまってられるか!!」
「戸田、弾とオーナーの関係は弾に聞くべきだよ。」
甲斐くんが戸田の疑問に答えてあげた。
「そんな答えはどうでもいいんだよ!!」
・・・はぁ?
「俺はただお前らにツッコんでほしかったの!!弾とオーナーの関係なんてどうでもいいんだよ!!」
「戸田ぁ・・・お前超面倒くさいやつだな。じゃあ・・・ただ『うるせぇ!!』とかって言葉を待ってたの?」
「うん!!」
戸田・・・うん!!じゃねぇよ!!
「・・・そんな話どうでもいいけどさぁ、出し物3人で漫才するから。戸田も心の準備しとけよ。」
って戸田に言ったら何て言ったと思う?
「林山・・・俺ツッコミしたい!!」
「無理だよ!!」
俺と甲斐くん2人同時にツッコんた。