回遊の人生楽笑ブログ

クスクス笑って頂ければ幸いです。

甲斐くんと林山。その他多数 35

深夜0時過ぎ

 

とりあえず準備しないと・・・。

 

また悟とか出てきたら嫌だし。

 

「それじゃあ・・・戸田くん、漢。準備始めようか。」

 

「その前にちょっと・・・。」

 

戸田がそう言うと冷蔵庫から1人分のショートケーキを取り出した。

 

「これ食べてから準備してもいい?」

 

どうやら自分用のケーキを買っていたみたいだ。

 

もちろん

 

「ダメだよ。」

 

そう言ったさ。

 

早く準備しないとね。

 

そしたらさぁ・・・

 

「そんなこと言わないでいいじゃないか・・・弾。」

 

元気のない漢が戸田をフォローしてきた!!

 

「えっ!?・・・いや・・・だって・・・準備しないと・・・。」

 

「ちょっとくらいいいじゃないか。戸田さん、それ食べてから準備始めましょう。」

 

・・・忘れてた。

 

戸田は・・・僕のライバルだったんだ。

 

戸田に優しい漢・・・見たくないよ。

 

僕は決めた。

 

今日徹底的に漢と戸田の仲を・・・切り裂く。

 

「漢は優しいなぁ。誰かさんと違って。」

 

誰かさんとは僕のことかい?

 

「いやいや戸田さん・・・そんなことないですよ。」

 

・・・漢がちょっと元気出てきた。

 

・・・元気ないままの漢でいてほしかった。

 

また漢の元気がなくなると思うから・・・。

 

「いやいや漢は優しいよ!!一緒にケーキ食べよう!!」

 

「ちょっと待てって!!」

 

僕としたことが声を張ってしまった。

 

「戸田!!いいから準備するんだ!!」

 

そう言ったら戸田のやつ何て言ったと思う?

 

「弾・・・お前もケーキ食べたかったのか?だから怒ってるのか?」

 

だってさ。

 

・・・

 

・・・そういえばヴィーナスと甲斐くんが言ってたな・・・。

 

戸田は空気が読めないと・・・感覚がズレてると・・・。

 

僕もわかったよ。

 

こいつは本当に面倒くさいやつなんだって。