甲斐くんと林山。その他多数 10
カマとゲイとサンダー
・・・
・・・
なんだ・・・こいつは・・・。
・・・鬱陶しい。
・・・はっ!!
挨拶が遅れてしまった。
僕は弾です。
どうしたのかって?
僕と漢で厨房に向かったんだ。
今日のおすすめを聞きに行ったのさ。
そしたら・・・変なやつがいた。
「あらぁ・・・あなたたち誰?私は悟よ。よろしくぅ~。」
悟?
・・・甲斐くんだよね?
「何しに来たのよ!!私大根おろし作らないといけないの!!忙しいんだからぁ・・・。」
「はじめまして。漢です。」
誰にでも礼儀正しい漢・・・素敵だ。
僕も挨拶しなきゃ。
「はじめまして。弾です。」
「ちょっとあんたたち~。何がはじめましてよ!!私は甲斐くんよ!!」
存じています。
「えぇ~!!なになに~?化粧1つでわからなくなっちゃった?そんなにあたしってキレイ?」
「・・・はい。美しいです。」
漢・・・お世辞にも程があるよ。
「もう~・・・や・め・て。恥ずかしいでしょ。」
鏡を見てごらん。
もっと恥ずかしい気持ちになるよ。
「ちょっと弾!!あなた何黙ってんの?まさか照れてる?うーぶー!!」
・・・久々にイラっとした。
「・・・照れてないです。ただ・・・」
「ただぁ?」
「・・・絡むの面倒くさいなって。」
「しょ~げ~き~!!」
・・・うん。
・・・こんな時に限ってあいつがいない。
早く来い・・・サンダー。
こいつ・・・絡むの面倒くさい。