甲斐くんと林山。その他多数 23
やりきった3人
出し物が終わった。
舞台袖にはけていく俺たち3人。
やりきった。
どうだ!!フリーターなめるなよ!!
「お疲れさん。いやぁ・・・お前たち良かったよ。すごいじゃないか!!」
オーナーが褒めてくれている。
「お疲れさまでした。楽しかったですよ。お客さんも笑ってましたね。」
弾と漢が認めてくれている。
「よっしゃ!!」
ガッツポーズする甲斐くん。
「林山!!戸田!!やったな。」
「あぁ・・・やりきったな・・・超気持ちぃぃな!!」
「嬉しいんだけどさ・・・頬痛い。」
漫才中戸田に軽くビンタするつもりだったのだが、緊張して力が入ってしまった・・・しゃあないな。
「そんなことどうでもいいよ戸田!!俺たちやりきったんだぜ!!すごいよ!!」
そう言うと甲斐くんは俺と戸田にハイタッチを求めてきた。
3人でいること多かったが、仕事以外でこんなに協力して1つのことを成し遂げたことは初めてじゃないかな?
こういうのも・・・いいもんだな。
ハイタッチが何度も要求される。
「さすがに甲斐くんしつこいよ・・・なぁ戸田?」
「これじゃあ頬だけじゃなく、手も痛くなるっつーの。」
「うるせぇよ!!やったな!!俺たちやったな!!」
テンション上がりすぎだよ・・・気持ちはわかるけどさ。
こうして俺たちの出し物は終わった。
いい思い出になりそうだ。