甲斐くんと林山、たまに戸田。激闘編 3
シャカシャカ・・・
「俺なぁ、林山にどうしても聞いておきたいことあったんだ。」
お米をとぐ俺に話しかける甲斐くん。
「何だよ?」
「前から思ってたんだけど・・・お前おみくじ好きだよな?」
「・・・確かに。それがどうした?」
「別にいいんだけど・・・なんか気になってさぁ。」
シャカシャカ・・・
お米をとぐ音がおみくじ引く音に聞こえてきた。
「正月だけじゃなく、季節関係なく引くだろ?」
「悪いか?」
シャカシャカ・・・ジャー。
シャカシャカ・・・
「結果に一喜一憂して何が楽しいんだよ?」
「言っておくが・・・俺今まで大吉出たことないから。」
シャカシャカ・・・
「そうだった?一緒に引きに行った時大吉出てなかった?」
「・・・中吉止まり。」
シャカシャカ・・・ジャー。
「年に何回も引いといて?」
「そうだよ。何か文句あるか?」
「・・・あれだな。一方通行の愛ってこんな感じなんだろうな。」
シャカシャカ・・・
「うるせぇよ。」
「・・・仕事終わったらおみくじ引きに行く?」
「いいぜ。今日は大吉引けそうな気がする!!」
シャカシャカ・・・ジャー。
「林山ぁ・・・きっと・・・小吉だよ・・・。」
シャカシャカ・・・
シャカシャカ・・・ジャー。