人が調理しなくなる日もそう遠くはない。
未来の生活について考えたことはあるか?
僕は飲食関連の仕事で働いているため、よく食の未来を考えることが多い。
そしていつも仕事がなくなるのではないかと不安になる。
そう思う理由の1つに『キッチンOS』という考え方がある。
キッチンOSとは『買い物』、『レシピ』。『調理』という一連の行動をデータで繋ぐDX(デジタルトランスフォーマー)のこと。
料理レシピやそれに応じた調理コマンドなど、キッチン関連のアプリが幅広く動くデータ基盤のことだ。
例えるならばパソコンでいうところのWindows、MacOS。
様々なアプリや機能を使う基盤となる仕組みのことだ。
これがキッチン用品、家電に組み込まれることにより、レシピをキッチンOS上で決めるとそのままネット通販につながり食材購入。
そして購入された食材を家電にセットすると家電が調理を開始するといった流れになる。
レシピを決めるだけで残りの買い物、調理が自動で行われる・・・昔では想像できないことが実現されようとしている。
楽しみな反面、将来的には人間が包丁を持つことも無くなり、使い方も分からない世代が出てくると思うと悲しくなる。
包丁や、雪平鍋、菜箸を使用するより携帯やパソコンのアプリを使用することで料理ができる・・・そんな世の中に間違いなく変わっていくのだろう。