回遊の人生楽笑ブログ

クスクス笑って頂ければ幸いです。

いられ検定

僕は正真正銘の『いられ』だ。

 

『いられ』とは僕が住んでいる地域の方言であり、『せっかち』という意味。

 

生まれながらに『いられ』というのもあるが、飲食店で働いていると、効率よく動くことを考えて行動する。

 

何か作業しながら次の作業を同時に進行していくといった行動パターンだ。

 

カレーの作り方を例にとって説明しよう。

 

一般の家庭でカレーを作るとなると、

 

 1、まず材料を用意する。

 

 2、野菜の皮を剥き、野菜を包丁で切っていく。

 

 3、切り終わったらフライパンを用意し、油をひいて温め、野菜、お肉を炒める。

 

 4、炒め終わったら鍋を用意し、炒めた野菜、お肉を鍋に移し水を加え煮込んでい 

   く。

 

 5,具材に火が通ったらカレー粉を入れてさらに煮込む。

 

このような順序になるだろう。

 

では次に飲食店で働く人がカレーを作る場合にはどうなるか。

 

 1,フライパンを用意し、油をひいて温めておく。

 

 2,火が通りにくい順番でお肉、野菜を切っていき、そのままフライパンで炒めて

   く。(切る順番の例として、お肉→ジャガイモ→人参→玉ねぎ)

 

 3,フライパンで炒めながら野菜の皮を剥いたり、切っていく。(お肉を切ったら温

   めたフライパンで炒め始める→炒めながら他の野菜の皮を剥いたり、切る作業を

   行う→1つの野菜が切れたらまたフライパンでお肉と一緒に炒める。)

 

 4,全ての野菜が切り終わり、最後に炒める野菜をフライパンに入れた後、鍋を用意

   し炒めながら水をためて温めておく。

 

 5,全ての具材に火が通ったのを確認し、フライパンからお鍋に移しカレー粉を投入

   して若干温める。

 

大体こんな感じだ。

 

飲食店では『賄い(まかない)』といって厨房の人がご飯を作り、その日働く人たちに食事を作るという仕事があるのだが、最初の頃、忙しい日などは基本的にみんなカレーを作る。

 

そして、このカレーだが、大体早い人で10分~20分で出来上がる。

 

居酒屋であれば他の仕込み、提供する料理と同時進行で作らないといけないのでそんなに時間をかけたくないのだ。

 

このように効率的に動くことを考えているうちに元々の『いられ』からさらに強い『いられ』になったかもしれない。

 

こんな『いられ』な僕の様子を何個か例にあげ、何個当てはまるか見てほしい。

 

『いられ』検定

 

 ・お湯を沸かす時、水からではなくお湯の蛇口をひねる。

 

 ・電子レンジの温め時間が待てない。(何も作業してない状態で)

 

 ・エレベーターに入るとまず初めに『閉』ボタンを押してから階数を押す。

 

 ・回転寿司で食事をする際、大体20分以内で食事が終わる。

 

 ・レトルト食品を温める際、お湯が沸騰するのが待てず、蛇口でひねったお湯につけ        

  て温める。

 

 ・エスカレーターに乗ると止まらず、歩いてしまう。

 

 ・集合時間に早く着きすぎてしまう。(約30分~1時間前)

 

 ・カップラーメンの待機時間が待てない。

 

 ・パソコンの電源を入れ、起動するまでの時間がとても長く感じる

 

 ・周りの人と一緒に『~をする。』と決めた後、周りの人がその決めたことではなく         

  他の用事を行っていることに対して殺意すら感じる。(例…一緒にご飯を食べに行 

  こうと約束した友人とコンビニで集合する約束をした際、その友人が集合した後も

  長々と漫画の立ち読みを行う。)

 

以上10個あげたが何個当てはまっただろうか。

 

5個以上当てはまる方…間違いなく『いられ』であろう。

 

とても話が合いそうな予感がする。